大日本茶道学会とは

「大日本茶道学会」はあまり聞き慣れない流派かも知れませんが、裏千家、表千家に次ぐ会員数を抱える「第三の流派」です。
その特徴は「理論的・合理的」であり、「男性的な点前」であるとも言われています。
教書に沿って進められますので、本人の努力次第でどんどん上達できますし、点前の段階も上がっていきます。
そんな面からも「特に男性にオススメ!」です。

■大日本茶道学会
茶道を通じて日本独自の精神性を裏付けとした茶道の実技や、茶道に関連した美術・工芸、造園・建築などの研究を行い、その成果を現実の生活や交際に活かし、感性豊かな社会を創り、日本文化の発展に寄与することを目的としています。
大日本茶道学会は、田中仙樵(1875〜1960)によって、明治31年(1898年)に京都の高台寺に本部を置いて設立されました。
その後本部を東京に移し、現在は新宿区左門町にあります。
会の目的としては茶道文化の近代化にあります。それまで閉鎖的で封建的な因習に支配されていた茶道の世界を、本来の世界である精神に基づいた世界へ改革する事になりました。
そのために、「秘伝公開」を筆頭にして、「理論的かつ学問的に研究」し、究極的には「流儀の制約から解放」することを目指し、印刷物(書籍)の発行や公開講座の開催などによって茶道を大きく近代化させると共に、広く普及させることにあります。
現在は第四代会長である田中仙翁(1927〜)の指導のもとで、創設以来の会の目的、伝統を護り、日本人の文化遺産としての茶道をより多くの人びとに正しく伝えて行くために研究と教育・普及活動を行っています。

詳しくは「大日本茶道学会ホームページ」をご覧ください。