茶道のQ&A

茶道のQ&A


お茶を学ぶとどんな良いことがありますか? 

まず、美味しいお菓子と美味しいお茶がいただけます。男性は格好良く、女性は美しくなれます。

美味しいお菓子とお茶というのは解りますが、格好良くとか美しくとはどういうことですか?!

姿勢が良くなり立ち居振る舞いがキリッとしてきます。そしてマナー全体が良くなりますので男性は格好良く、女性は美しくなるということです。


その他に良い点は?

おもてなしの心が深まるとともに、一生を通しての目標というか生き甲斐ができることです。
それと、旅行がとても楽しく思い出深くなるということですかね。

旅行が楽しくなるというのは?

自然や風景に対する意識が敏感になりますし、国内であれば陶磁器や塗り物、織物などを見るのも楽しいです。
海外でも「見立て使い」といってお茶の道具に使えるような土産品を探すのも楽しいものです。
それと何より茶室や庭園、お茶道具の展示してある博物館など見たいところや見たいものがどんどん増えます。文化的な建造物も以前とは違った感覚で興味も深くなります。


おしとやかでなくても上達しますか?

もちろん大丈夫です(笑
稽古を続けていれば必ず美しく流れるような動作ができるようになります。
実生活の中でも「あの人どこか違うな」と思われるような立ち居振る舞いが身に付きます。
ちなみに私の親先生、昔はかなりのおてんばだったようです。今も名残がありますが。(笑


稽古は着物でなければいけませんか?
僕は着物は持っていないのですが…

普段着で構いません。懐に帛紗を入れたりしますので、作務衣に帯のようなものを巻いてもやりやすいですし、もちろん着物だと袖の扱いや足の使い方などはより解りやすいですね。
稽古が中級くらいになってきたら着物を用意すればよいと思います。お茶の点前用に仕立ててくださいね。
先ほど普段着といいましたが、お茶の心得の中に「足袋を新しく」という項目がありますので、道場にはいるときに靴下をキレイなものに変えるのが望ましいですね。


大日本茶道学会というのは「表千家」とか「裏千家」とは違うのですか?
ちゃんとしたところですか?

良く聞かれる質問ですね(笑
「大日本?右翼?」とか「学会?宗教団体?」とか(笑
大日本茶道学会は明治時代に始まった会で、創設者は田中仙樵という人物です。明治維新後の文明開化で西洋文化が一気に入ってくると「封建的」で「旧態依然」とした茶道は一気に廃れ始めました。田中仙樵は「これではいかん!」と茶道の「秘密主義」や「事大主義」を廃し近代的に研究する会派「大日本茶道学会」を立ち上げました。
茶道を研究する会なので「茶道学会」と言うんです。誤解されることもありますが、我々はこの名前に誇りを持っています。
家元制度ではないため代表者は「会長」と呼びますし我々は会員です。会員数は裏千家、表千家に次いで多いため「第三の流派」と言われることもあります。
ということで「ちゃんとしたところ」です(笑


お茶会などに参加できますか?
お茶会での服装は?

はい。年間を通じて何回かのお茶会があります。1月に大日本茶道学会伊那支部の初釜。秋には上伊那茶道連盟(表千家、裏千家、大日本茶道学会)の合同茶会。体育の日には松本城茶会などがあります。これらの茶会は「おもてなしする側」「お客様」の両方をしますので楽しいですしとても勉強になります。
お茶会での服装は、和服にこしたことはないですが洋服でもかまいません。スーツやワンピースなどで派手すぎないものにします。指輪や腕時計などは道具にキズを付けないよう外します。お化粧はできるだけ地味に、香水なども控えます。


見学とか体験入会などはできますか?

はい、大歓迎です!
実際にご覧いただいて、雰囲気を感じた上で決めていただくのが良いと思います。ご気軽にお問い合せください。


始めるときに何が必要で、
どの位のお金がかかりますか?

最初に揃えていただくのが、使い帛紗、古帛紗、懐紙、扇子、菓子切りとそれらを入れる水屋袋です。お茶屋さんに売っています。
それと大日本茶道学会の「茶の湯テキスト基礎編」をこちらで用意しご購入いただきます。
一般講座の場合は入会金が5,000円。月謝は段階によって違いますが、入門時は5,000円(菓子・抹茶等の水屋費を含む)をいただいています。稽古は月3回行います。
文化講座の場合は入会金が5,000円。月謝は5,000円(菓子・抹茶等の水屋費を含む)をいただいています。稽古は4月回程度行います。


ズバリ、茶道とは何ですか?

「おもてなしの心」であり、日本人の美意識が生んだ総合芸術です。「日本人の根っこ」だと思います。
国際化時代だからこそ「日本人の根っこ」を自覚し、確固たる自分を構築する必要があると思います。
茶道にはこれを養う非常に多くの要素が含まれていますし、確固たる自分を鍛えるための素晴らしい道であると思います。


どのくらいの期間学べばよいのでしょうか?

一生です(笑
「お菓子の食べ方とお茶の飲み方教えて!」と言われれば喜んで教えますが、やはり自分で点前をしてこそ本当の楽しさや真価が解ると考えています。
お茶の点前は道具や季節、お客様などにより多種多様です。各段階でそれぞれの許状をいただき、一通り学び終えた段階で「正教授」の看板をいただきます。通常で4〜6年ぐらいが目処でしょうか。しかし、本当のスタートはここからと言っても良いかもしれません。一度目に学んだときは見えなかったことが二度目には見えてきますし、この段階を経たあたりからお茶の神髄である「茶の湯」の楽しさが解ってくるからです。
お茶の稽古はどんなに積み重ねてもこれで完璧ということはありません。かの千利休でさえも「まだまだ自分は未熟」と思っていたかもしれません。それだけ「奥が深い」道なのです。